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応用分野の詳細については、3.1.4項の「STEPAPsの構成」のところで述べる。
3. 階層構造によるモデル定義がされている。
STEPでのデータ表記は、「アプリケーション・プロトコル」層と、「リソース」層の二層構造になっている。「アプリケーション・プロトコル」層は、先に述べたような各応用分野に特化した情報が記述され、「リソース」層は応用分野に関係なく、共通に使用できる「製品データ表現要素」が記述されている。
4. モデル表記と実装方法が分離されている。
モデルデータがどのような形式をしているか(Whatの部分)は、「アプリケーション・プロトコル」層と、「リソース」層の二層構造で記述され、そのモデルデータをどのようにハンドリングするか(Howの部分)は、「実装方法」の層に明確に分離されて記述されている。
これにより、同じ情報構造でありながら、ファイルを介しての授受を行ったり、データベース上で共有したりという複数のハンドリング方法の選択が可能になっている。
5. 規格の表記方法も規格化されている。
図の左側に、表記方法という層があるが、ここにはデータ形式を記述するために独自に開発された形式記述言語「EXPRESS」に関する規格が入っている。このように、規格を表記する方法そのものについても規格化されているところが、STEPの大きな特徴の一つである。
6. 適合性試験が存在する。
従来の(IGESなどの)規格では、「その規格に準拠しているというための約束事」は特に決まっておらず、各ベンダーが、比較的勝手に準拠をうたっていた。そのため、同じ「IGES準拠」といいながらも、データの授受ができないといった事態が多く発生していた。
そこで、STEPでは、「準拠」をうたうための「適合性試験」も規格の一部とし、その試験にパスしなければ、「準拠」とはいえないことになった。これも、今までに類を見ないSTEPの大きな特徴である。
「図3.1.3.1STEP規格の構成イメージ」では、STEP全体の概要を示したが、実際の規格の詳細および、現在の状況の概要は「図3.1.3-2STEP規格の開発状況」に示すとおりである。

 

 

 

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